
こんにちは!とーこです!
実は私は2017年6月〜2018年12月までの1年半、ノーシャンプーを実践していました!
今日はそのノーシャンプーについて記事にしたいと思います。
目次
ノーシャンプーとは?
「ノーシャンプー」とは、シャンプーを使わないで洗髪することをいいます。
髪をお湯で洗うだけなので「湯シャン」という人もいます。
アメリカではNO SHAMPOO(ノーシャンプー)のことを、略して“NO POO(ノープー)”と言うそうです。
日本人は当たり前のように毎日シャンプーをしますが、
世界全体でみると毎日シャンプーをする習慣がある国は多くないらしいです。
この下の記事によると、
「アメリカ人女性の66%が毎日シャンプーしていない」そうで、
オーガニック(自然回帰)のブームや、水不足による高額な水道料金が背景にあるようです。
→ドライシャンプーの時代の到来、欧米の女性のほとんどが毎日シャンプーしない。
ま、そもそも欧米は硬水なので、洗髪には適さないですよね。
フランス人は週2、3回しか髪を洗わないっていうし。
硬水はミネラルが多いので髪がパサパサになるから、毎日シャンプーする必要はないと言えますよね。
うむ。しかし!
実は日本だって昔はシャンプーしなかったみたいなんですよ!
昔のシャンプー広告を見ると、、、
1枚目:シャンプーの広告(1932年)
2枚目:シャンプーの広告(1935年)
3枚目:シャンプーの広告(1965年)
4枚目:シャンプーの広告(1983年)
シャンプーの回数が昭和8年「せめて月2回」から、昭和58年には「毎日洗う」に変わっています!
なんだか花王の戦略にはまっている気が、、、
日本の気候は湿気が多いから汗をかきやすいので「毎日シャンプーした方がいい」って、、
あれ?違うんだろうか?
元々シャンプーは「髪についた汚れを落とすため」だったはずです。
でも戦後どの家庭にお風呂が出来てから、洗髪が毎日の習慣として浸透し、衛生面から洗髪するというわけではなく、見た目を美しく整える、ファッションの一部になったといえると思います。
さてシャンプーは毎日するべきなんでしょうか?
なぜノーシャンプーをするのか?
近年は自然志向やミニマリストといった多様化の流れの中で、
「シャンプーはしない」という選択をしている人も珍しくなくなってきたな〜と思います。
理由は人それぞれです。
- シャンプーに入っている界面活性剤は危険だから。
- 皮膚のアレルギー(かゆみ)を治したい。
- シャンプーが面倒。
- 自分にあったシャンプーが見つからない。
特に界面活性剤、防腐剤、香料、シリコンはよくいわれていますね。
たしかに銭湯や温泉に行ったら置いてある大きいボトルのシャンプーは、
使ってみると洗浄力が強すぎて、体に良くなさそうだなと思います。
人間の使うシャンプーをペットに使ってはいけないというのも、
シャンプーにはどんな有害な成分が入っているんだろうと思ってしまいます。
ノーシャンプー(湯シャン)のやり方について
一般的なノーシャンプーのやり方はこんな感じです。
実践するには気をつけるべきポイントがあります!
- 整髪料はお湯だけでは落ちないので使用しないこと。
- いきなり湯シャンを始めるのはNG、シャンプーをする日を徐々に減らしていく。
- シャンプー前にブラッシングする。
- ぬるめ(35度前後)のシャワーで頭皮を洗うこと。
- 頭皮がベタつく場合は、重曹・酢を使ってみること。
fa-bell-o整髪料(ワックスやジェル)はお湯では落ちません。ノーシャンプー生活を始める前に
ノーシャンプーを始めたらどんな髪型で過ごすのか事前に考えておいたほうが良いです!
ブラッシングは、髪の汚れを浮かせて洗い流しやすくするためです。
fa-bell-o重曹とお酢は、シャンプーとリンスの代わりになります。
重曹は油脂の除去効果があり、お酢は重曹によって弱アルカリ性に傾いてキシキシになった髪を
弱酸性に戻してくれます。
ポイントさえ押さえていれば湯シャンのやり方はとってもシンプルですfa-arrow-down
- しっかりブラッシングをする。
- シャワーで髪を濡らしながら、指の腹で頭皮全体をマッサージする。
- シャワーで頭皮をしっかり洗い流す。
- 終わり。
短髪の人ならば湯シャンは5分もかからないと思います。
時短になります。
私が湯シャンを始めた理由
いざ!自然志向を試してみるぞ!という動機と、
シャンプーやめたら楽チンだろうなという期待をもって
ノーシャンプーを実践しました。
しかし
結論を言いますと
私はノーシャンプーに挫折しました!!
はい、、失敗しました、、。
fa-frown-o
実録!私のノーシャンプー体験談。
私のノーシャンプー生活を半年ごとに、初期・中期・後期に分けてその実態をお伝えします。
※ちなみに私の髪型は胸下まである黒髪ストレートでした。髪は染めていませんでした。
ノーシャンプー初期
2017年6月、思いついたその日に湯シャンを開始しました!!
私の湯シャンのやり方。
- ブラッシングする。
- シャワーでしっかり髪を濡らす。
- 手の指の腹でしっかり揉み洗い。
- シャワーでしっかり洗い流す。
うむ。
やり方はこんな感じですね。そうです!これぞ湯シャンです。
頭皮から洗い流された皮脂が行き場を求めて体全体に回っていき
全身がベタベタなオイリーになりました!!
ガーン、、、
fa-bullhorn私みたいにいきなりノーシャンプーは絶対やっちゃダメですよーー!!
初期の頃の感想は
- 髪を乾かす時に手の平が皮脂で白っぽいくなるのイヤだな、、
- 皮脂で頭が重く感じる、、、
- ずっと全身オイリーだ、、、
ちなみに職場の同僚にも報告済みで(特に反応なし)
毎日髪を乾かした後彼氏に頭皮のニオイを嗅いでもらいましたが、
ニオイがある日とない日があるそうで、普段の生活でニオってくるとか、
ニオイに気付くレベルではないと言われました。
ノーシャンプー中期
相変わらず毎日オイリーでした。耐えられなくなって週3〜4日、
重曹とリンゴ酢(普通のお酢よりニオイがきつくありません)を導入しました。
重曹はシャワーで髪を濡らした後にミニボウルに小さじ1〜2を入れ、
お湯600mlでといて髪にかけて揉み洗いしました。
(重曹と溶かす水の量は日によって調整)
シャワーで洗い流したら、リンゴ酢も同様に水で薄めて髪にかけ揉み洗いしました〜。
重曹を使うとすごくきしむけど、リンゴ酢で洗うと脂が流れる感じがして、それなりにスッキリしました!!
若干リンゴ酢の香りがシャワー後に気になる事はありました。
やはり頭皮のアブラ感はずっと消えませんでした。
一つに結んでいた髪を解くと、ワックスで綺麗に固めたような頭になって、、、
まるでヘルメットをかぶったあと
みたいな、、、
fa-frown-o
ノーシャンプー後期
だんだんオイリーに飽きてきました。
変化が欲しくなり、手作りアロマ石鹸(通販で購入)を導入することにしました!
久しぶりの石鹸です!!
普通の石鹸のようにネットで泡だてて、泡で頭皮を洗おうとしました、、、
あれ?!!! 全然泡立たないっ!!!!
まったく泡立ちません。
結局石鹸をじかに頭皮にくっつけてゴシゴシ擦り付けました、、
ちょっと必死な感じです、、
久しぶりに泡に触れるのが楽しかったです。
※石鹸だけだときしむので、リンス代わりにリンゴ酢も使いました。
しかし脂っぽさは残りました、、、(ガーン)
結局、重曹&リンゴ酢の時とそんなに変化がなかったので、
石鹸は約10日でやめました!!
そのころの髪の状態
自分の髪はもうサラサラになる事はないと、暗い気持ちになっていました(涙)
ノーシャンプーの小話。
このノーシャンプー期間中に私がシャンプーをした回数は3回ほどです。
- 着物を着たので髪をセットした時
- ヘアサロンに行った時
着物を着た時は半年以上ぶりのシャンプーでした。
普段常にオイリーなだけに、頭皮の脂をゴッソリ取られた感じがして
「え?洗いすぎじゃないかな?」と戸惑いました。
驚いたのは、目の粘膜が洗い流されてしまったことです。
目がとても乾燥しました。シャンプーって洗剤なんだな〜と思いました。
ヘアサロンは長年通っているところなんですが、
以前湯シャンのお客様がいるという話を聞いたことがあったので、
大丈夫だろうとシャンプーしないまま店に行きました。
いつもの担当の美容師さんに
「あの〜。髪洗ってないんです!ノーシャンプー始めたんです!」と伝えました。
美容師さんはちょっと驚いていました。内心はよくわかりません。
アシスタントの子には「絶対シャンプーしたほうがいいですよ!」と力説されました。
なんだか恥ずかしかったので、それ以降はシャンプーしてから行くようになりました。
ノーシャンプーを断念した2つの理由
結局ノーシャンプーは断念しました。
理由は、
ストレートパーマをかけたから。
です。
数年ぶりに髪全体にストレートパーマをかけたら、
CMみたいなサラサラにしたくなってしまいました。
それまでの経験では湯シャンでサラサラにするのは難しかったので、
もうシャンプー&コンディショナーに頼るしかない〜と思いました。
サラサラな髪ってやっぱり良いなぁという素直な心に従いました。
まとめ
シャンプーはした方がいいのか、しなくてもいいのか??
私はノーシャンプーに挑戦して挫折しました。
私が上手くいかなかった理由は、
- 段階的にシャンプーを減らしていくべきだった。
- シャワーがぬるま湯ではなく高温だった。
- ブラッシングをしっかりしていなかった。
思い当たるのはこんな感じです。
私は賃貸に住んでいて、湯船には浸からずシャワーを使用していました。
雪の降る地域なので、シャワーは41〜42度の温度でないと寒くて耐えられませんでした。
湯船に入る生活をしていたら違ったのかな〜と思います。
ノーシャンプーのメリット
・節約になった(シャンプー/コンディショナー/水道代/ガス代)
・旅行に行っても荷物が少ない。
・髪にコシが出る(ヘアサロンでも髪が傷んでるとは言われなかった。)
・目が乾燥しない。
ノーシャンプーのデメリット
・頭皮に白い皮脂がたまる。
・ドライヤー後に毎回手についた皮脂を洗わなければならない。
・頭皮が臭わないか心配になる(人が接近すると引いてしまう)
・頭皮が痒い。 ※日によりますが初期は特に痒かった。