こんにちは。とーこです。

明日は3月11日で震災から8年ですね。

最近SNSでニコ・ニコルソンさんの描いたエッセイ漫画

「ナガサレールイエタテール」を知って、kindle版を購入して読みました。

その感想を書きます。

ざっくりとしたあらすじ

主な登場人物は著書ニコ・ニコルソンさん、著書の母と祖母の3人です。

母と祖母が住んでいた宮城県の実家が震災によって津波にのまれてしまいます。

なんとか命をとりとめた祖母と母、東京に住んでいたニコさんは、

実家を再建しようと考えます。

祖母の痴呆症、母の病気などの問題を抱えながら実家を再建するまでのストーリーが

描かれています。

感想

震災がテーマなのに、とても軽くくすっと笑えるようなマンガです。

作者の優しさや、思いやりや、前向きな気持ちがこのマンガ全体を包んでいるような

気がしました。

母と祖母が被災した時一週間以上連絡が取れなかったこと。

すぐに被災地に行けなかったこと。その時の状況が淡々と描かれていましたが、

著者も母も祖母も相当不安だっただろうな。辛かっただろうなと思いました。

本当にこの時は心配でどうしようもなかったと思います。

携帯で連絡が取れたシーンあって、言葉に詰まる感じがなんだか泣けました。

 

「実家に帰りたい」と願う祖母の姿は、すでに亡くなった自分の祖父の姿に重なりました。

自分の祖父も痴呆症でしたが、いつも口を開ければ「家がいいなぁ」「家に帰りたいなぁ」

と言っていました。今、現代は「家」に対する認識は薄まってきていますが、でも

家というのは建てた当人にとって本当に特別な思いのかたまりなのかなと思います。

 

孫の立場では、痴呆症のおばあちゃんを見ても、病気のはお母さんを見ても

実家を再建するという決断はすごく大きくて難しかっただろうなと思います。

震災によって暮らしが一変するということは、今後どこでどう生きるのか

混乱した中で決断をしなければいけないし、その決断が正しいか正しくないかなんて

考える余裕もないものなんだと思いました。

 

著者も母も祖母も、被災後の怒涛の生活の中たくましく、強く、未来に向かって

まっすぐ立ち向かおうとする姿がとっても感動する本でした。

時々この本を読んで震災のことを忘れないようにしたいと思います。

一日一日を大切に生きたいな〜。

 

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